5月に買ったCDまとめ


これだけ買って2000円ちょい(Laura Allenは除く)。HMV渋谷がなくなってしまうというご時世。田舎のCD取扱店でもがしがし在庫処分の叩き売り、もしくは返品が行われて店スカスカという状況が増えています。以前から欲しかったLaura Allenは定価で、HALCALIのシングルは未開封なのに10円で、残りは5枚1000円というワゴンセール。くどいですが、あんなこんな名盤も新品美品。やけっぱちのドンチャラミー。同じようなことが至る所で行われていて、むしろブックオフを高く感じるくらい(まあそもそも高いですけど)。とにかく「救済」に似た心境であちこちを巡っています。少なくとも地方ではCDは緩やかな死を迎えている。
CDが無くなってしまうのはもう抗えない流れということで異存はないのですが、このまま埋もれて誰も手の届かないものになってしまうものが多すぎる。iTMSができた時は「これで廃盤や昔のレア音源もお茶の間で手軽に手に入る時代なのね!」と音楽配信の登場は歓迎したものですが、全然そんな風になってない。配信で正規に買えるものが少なすぎる!もっと世界中のアーカイブに繋がるような「どれから見たらいいんだよー!」という初めて現渋谷タワレコができたときや、初めて神保町を歩いたときのようなテーマパークの入口的興奮はいまだ味わってない。途方に暮れてしまうようなスケールに圧倒されるハズだったのに。VHS→DVDのときとは違うだろ。データになるんだろ。それができてないのは怠慢だ!誰かがきっと予言していたことだろうけど、そこに私は憤っています。その抗議の意味も込めてもう少しCDに食らいつきます。※「所有感」の話はまた別。