八雲立つ国、シーサイド・シークェンス

はるばると下野の国からマチさんが遊びに来てくだすった!ということで、真夏の日差しのなか出雲の国をご案内。

ですがまず昨日の夜に遡る。海無県からの来客を迎えた今宵の晩餐は、海の幸の波状攻撃。鯛や平目の舞い踊り。あじやトビウオのお造り、のどぐろの塩焼きのあとには品書きの頂上に燦然と輝く「隠岐産生岩牡蠣」を堂々のオーダー。海のミルクだかクリームだか知らないが、冬の牡蠣の3倍以上のビッグオイスターの極上のとろけっぷりたるや。さすが1枚でカキフライ定食と同等の値段だけある。これが合流してすぐに訪れた前半の山場。

明けて水曜日は夏の日差し。プライベートビーチ同然の小さな砂浜へお連れするにはもってこい。水の中を歩くカニも見える透明度抜群の青い海に感激する女史に私も満足。そして岬の突端に気になる階段を発見。獣道を分け入るとそこは犯人の自白現場だった!ビッグサンダーマウンテン!腰は抜けたが絶景かな!

市内に戻って、蕎麦をすすり、和菓子屋を巡り、お土産調達。自分用にこないだから気になっていた出西生姜のコンフィチュール*1を買って帰る。

出雲大社へ。60年に1度の本殿の屋根の葺き替えが来年から始まるとのこと。苔むした青い神殿を見れるのは今年限りか。いいタイミングできました。気付かぬうちにさらさらと時間は流れ、レンタカーを返していては飛行機に乗り遅れる!という旅の最後で手に汗握る展開に。結局僕が代理返却を引き受け、空港に横付け。1日の余韻を語る時間もなくSAYONARA。遠路の来訪に見合う濃密な1日をご提供できたかなと達成感を感じつつ、実はそろそろ10年を数えるご縁に感謝。