猛禽類にわなないて

お正月イベントその2。浜離宮に「諏訪流放鷹術」の実演を観覧に。将軍お抱えの鷹匠だった諏訪流の後継者のみなさん、鳥打ち帽がキマってる。鷹匠の腕から腕へ、腕から枝へ、枝から疑似鳩(そして本物の鳩)へ、静かにシャープに滑らかに空を切るオオタカに惚れ惚れ。鷹さんチェック。速くて勇姿を収められませんでした(鷹匠さんの背後でボヤケてるのがオオタカ)。

この日メインイベントは、ハヤブサが遥か電通の屋上から我々の目前に舞い降りて、華麗に鳩を仕留めるというビッグスケールなデモンストレーション。
数百の目が注視する中を、一直線に直滑空!のはずが、あれれ左に旋回してビルの谷間に消えてしまいました。「ハヤブサは風に流され、東京タワーを越え六本木ヒルズ方面へ消えてしまいました」とズッコケアナウンス。これじゃ『ハヤブサ』というより『放浪カモメはどこまでも』だね(スピッツネタ)。
期待してただけに、唖然としましたが、伝統の技も生き物相手。ちょいちょい息の合わないこともあって、案外親しみも感じました。最後、記念撮影タイムに臨んだ鷹さんでしたが、小学生に囲まれつつも終始鷹匠さんの手に握られた鳩の肉を突ついているオオタカの猛々しさを垣間みて嬉しくなっちゃいました。