時をかける少女


ようやく近所のシネコンにもやってきたので、随分みなさんから乗り遅れた感じですが、そこはタイムリープしたつもりで知らんぷりして臨んできました。甘酸っぱく、きゅんきゅんと楽しみました。やっぱ夏休みに見たかったな。
あんな高校時代を過ごしてないくせに、なんであんなにドリカム編成の友情に切なくなるんだろ。「軽さ」も「ヒリヒリ感」もぱしんぱしんかきんかきんていうキャッチボールのシーンで伝わってきました。些細なことにいちいち一喜一憂してたかなーと思うと、オッサンはもう高校の記憶をなくしているのでわかりません。「今のなし」ってのは大人になった今も頻繁に思ってることですけど、高校生に起きる多少の事件なんてその後の10年20年に大して影響しないんだから気にすんねい好きにやれ、となんだか魔女おばさんのようなあたたかい視線で主人公を見ていました。
演出面では、現代を舞台にしているからこそロケハンやリサーチがしっかりしてることが、観客の感情移入のためによく効いてた。劇中「モロゾフ」のプリンと、吉祥寺「アテスウェイ」のケーキが登場。アテスウェイのケーキすごおく食べたい。最終的に食欲も残してくれた映画です。
もう1度観たいです。