福岡ー有田ー嬉野

10時に福岡空港集合。レンタカー(ナビ付きFit)をピックアップ。4日間はずっと晴れ予報。快適なドライブになりそうだけれど、見知らぬ土地ではハンドルを持つ手が一層汗ばみそう。福岡都市高速・金の隈ランプー九州自動車道鳥栖JCT長崎自動車道・嬉野IC、96.3km。
初日の宿は嬉野温泉。思ったより早く着いたので、近くの有田、波佐見で肥前モダンうつわかじり。九州最初の食事をどこでとろうかとウロウロしていたところ、今年の5/29(同じ誕生日!)にオープンしたというカフェ「monne legui mooks*1」を発見。古い製陶所をリノベーションしたギャラリー、カフェ、ショップの集合体。やさしい味のランチをいただき、まったり旅の行程を確認。

まずは近くの白山陶器本社工場*2へ。ショールーム1Fは飾り気がありませんが、森正洋さんが内装を手がけたという2Fはモダン空間。内線電話で事務所の方にお願いして、是非2階も見せてもらいましょう。白山陶器がフルラインナップで並んでいるのは圧巻。試作サンプルなども含めて、3割引で買えます。あまりのボリュームにどうにもこうにも選べなくなった私たちは、まだ続く旅のことも考えて運びやすい箸置きや湯呑みを購入しました。駐車場にいる犬も人懐っこくてほっこり。

嬉野の宿は家族経営の旅館。特別贅沢はしてないけれど、お湯だけはとても贅沢だったと思います。湯当たりしやすい私も、今回は別。ほどよい湯温もあってか、ぬるぬるすべすべのお湯にはいつまでも浸かっていたいと思わせる心地よさでした。名物の温泉湯豆腐も初めてのとろとろ食感で美味!温泉宿としては大満足。
「九州にいったら嬉野に行きたい!」と言っていたのは「ku:nel」のVol.10(2004/11)の『夕暮れて嬉野』の特集を見てから。けれど、大きく写真が出ていた大正13年築の公衆浴場も、おじいさんが作る丸ぼうろが人気のダリヤ菓子舗も跡形もなくて落胆。でも静かで鄙びた雰囲気と、素朴なまちの人(色んな人に話しかけられた!)はとてもリラックスさせてくれたので、絶対また訪れたい街になりました。