森山大道のちいさな展覧会*1を観てきました。ん、こじんまり。美術館のコレクション展だったので、どちらかというと薄く広くの構成。
写真でも映画でもテレビドラマでも、自分が生まれた昭和の45年から55年頃を捉えたものは楽しい。大概粒子が粗くて色褪せ気味だからか、あの頃の新宿というのは埃っぽくて、猥雑としていて、脂濃いほどエネルギッシュで、ときどき妙に怖い。漠然とそう思っているのだけれど、ほんとのとこどうなのか。2006年の新宿だって、かなり雑然としてぎとぎとしているわけで。30年前の新宿を知っている大人のひとに聞いてみたいものですが、身近にはそういうこと聞かせてくれる人がいないなあ。
